DATE:April 26-29 2025、VENUE:Tokyo International Forum

Diversity, Sustainability and Resilience in Reproductive Medicine

70JSRM

第70回日本生殖医学会学術講演会は、2025年4月27日(日)から28日(月)の2日間、東京国際フォーラムにて 国際生殖医学会(IFFS 2025・大須賀穣大会長)と併催する形で開催させていただきます。プライベートクリニックが主管させていただく初めての講演会ということで、大変名誉なことと存じます。ちなみに、IFFS2025の開催期間は、2025年4月26日(土)から29日(火)の4日間となります。

さて、本大会の第一の特徴は、54年ぶりに我が国で開催されるIFFSとの協調を目指しているところです。そこで大会テーマも、両学会共通とし、「Diversity(多様性), Sustainability(持続可能性) and Resilience(粘り強さ)」とさせていただきました。これらの価値観は、生殖医療の分野においてより良い未来を築くための指針となるものと考えています。

近年、生殖医療の現場では、さまざまな背景、異なるニーズや希望を抱えて来院される患者さんたちにとってより質の高い医療を提供することが求められています。まさに多様性を認識することがその一歩となります。また、研究や技術の分野でも異なる専門性やアイディアが交わることで、より革新的で進歩的なアプローチが生まれることでしょう。さらには、生殖医療は技術の進歩と共に発展していますが、その過程で環境への影響を最小限に抑える努力が欠かせません。持続可能なアプローチを取り入れ、未来の世代にも健康な環境を残すために、共に努力していくことが求められます。未知の状況や困難な状態に対応できる粘り強さも不可欠です。困難に立ち向かい、その中で学び成長することが、生殖医療の未来を築く鍵となるでしょう。

このように、第70回日本生殖医学会学術講演会は国際生殖医学会とテーマを共有して、国内のみならず海外からのゲストとも活発に意見を交わしていただく貴重な場となることを願っています。海外の一流演者の講演を聴講したり、あるいは、ご自身の業績を英語で発表する貴重な機会となりますので、多くの皆様に生殖医学会とIFFS2025の共通枠にエントリーしていただき、両学会をシームレスに移動しながらより多くの成果を得ていただきたく存じます。

その一方で、生殖医学会単独のエントリーおよび一般演題登録枠も設けております。生殖医学会の枠はすべて日本語とし、学会テーマに沿ったモーニングセミナー、シンポジウムも多数予定しておりますので、こちらも楽しみにしていただければと存じます。

最後になりますが、大会の準備にご協力いただきました多くの関係者に深く感謝申し上げます。そして、東京国際フォーラムで皆様にお会いできることを楽しみにしております。

塩谷雅英
第70回日本生殖医学会学術講演会
会長 塩谷 雅英